抄録
近年,子どもの出生率は減少しているのに対し,発達障害,またはその疑いがある子どもの数は増加し,児童発達支援センターおよび児童発達支援事業所,放課後等デイサービス事業所の数も地域差はあるものの増加の一途をたどっている.サポートが必要な子どもたちが住み慣れた身近な地域で,個々にあった発達支援・家族支援・地域支援を受けるためにはその地域事情にあった仕組みづくりが求められる.
本シンポジウムでは,「サポートが必要な 子どもが身近な地域で成長するためのつなぎ とマッチング」をテーマに,個々の子どもの成長を見据え,継続したサポートを行うためには何が必要かについて議論する.多くの子 どもが受検する,保健センターでの1歳6か月,3歳児健診等により発達が気になるとスクリーニングされた子どもが,どのような人々や関係機関とつながり,どのように身近な地域で支えられているのか,その現状と課 題の報告を3人の話題提供者が行い,テーマ起案者とともに共有したのち今後の方向性について考える.