抄録
企画者・話題提供者が勤務している櫻和メンタルクリニック(以下,当院)では,発達障害児・者への切れ目のない支援にいち早く取り組んでいる.その取組みの一環として,すでに実施されていた「小学生 SST」に加え,「中学生SST」が立ち上げられた.当院での中学生SSTでは,広義の“社会的スキル”の向上を目指したプログラム構成を行っている.ここで言う広義の“社会的スキル” とは,他者の情動理解,思春期ならではの発達上必要と考えられるスキル,ライフスキル等である.加えて,私たちは,それらソーシャルスキル・ライフスキルの獲得・実行には関係性の構築・深化が不可欠だと考えてい る.今回は,私たちの実践報告と,集団心理療法の視点を含むSSTの意義や,参加者にとってより有意義なプログラム検討の場として討議を行うため,自主シンポジウムを企画・実施した.