抄録
中国製造業は大量生産から多品種少量生産に移行しつつあり,生産計画システムへのニーズが高まっている。本研究では生産計画システムを中国に展開するため,中国社会科学院が公開したブルーブックによる市場調査と,製造業やITベンダに対する現地調査を実施し,現地の生産計画実態を明らかにした。その結果,市場調査により生産計画システムに対する投資に消極的であること,現地調査によりその最大の理由は生産実績が電子化されていないためマスタデータが整備できず,生産計画システムを導入しても高い費用対効果が望めないということが分かった。このため低コストでマスタデータを整備できれば生産計画システムの導入が容易になると考える。