抄録
教材をデジタル化し,学習ログを収集することで,読解過程における様々な行動を観察することが可能である。発表者は,荒本道隆(2015)が開発したログ収集システム(学習履歴閲覧・可視化システム)をMoodle上で実施し,ページ遷移や各ページの閲覧時間のみならず,辞書参照履歴や音声資料の再生履歴を収集した。このシステムにより,各学習者が使用する読解ストラテジーを同定できる。2014年11月のパイロット実験を踏まえ、実験条件を改良し、本実験は2015年7月に2クラスで実施し、合計18人が参加した。12個の変数があり、14対の変数間で相関が高く、多重共線性が観察されたので、ステップワイスの重回帰分析を行った。