The Journal of JASTRO
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矩形照射野におけるコリメータ反転効果補正のための加重係数
高野 修彰齊藤 謙一西岡 尚美田代 吉男是永 建雄
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2009 年 21 巻 2 号 p. 63-70

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抄録
矩形照射野におけるコリメータ反転効果に対し,等価正方形照射野(SeqD)およびコリメータ散乱係数(Sc)について,Kimら2)の報告式を用いた場合,最小二乗法,および二分法によるk算出を行った場合について,回帰分析によって検討した.二分法におけるkの分布は中央集中型の標準正規分布に近似しており,kの理論が妥当であることが示された.kはそれぞれの方法において,1.779,2.233,および2.478であった.SeqDにおける自由度修正済み決定係数(R*2)は,それぞれ0.978,0.990,および0.992であり,k=1.779とk=2.478の間でp=0.05と,有意差を認めた.Scにおいては,R*2はそれぞれ0.987,0.993,および0.991であり,有意差は認められなかった.Sc算出にあたり,計測値の正当性を確認するうえで,二分法によるk算出は有効であると考える.X<YとX>Yの場合分けをしたときの二分法におけるkは,それぞれ2.514,2.443であった.また,R*2は,SeqDで0.985,0.996,Scにおいて0.984,0.998であり,SeqD,Sc,ともに有意差を認めた(p=0.018,p<0.001).kを用いたSc算出において,X<Yにおける誤差要因の解消が今後の課題であると考える.
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© 2009 日本放射線腫瘍学会
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