The Journal of JASTRO
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放射線治療が著効した血管芽細胞腫 (中川) の1例
松本 康男斎藤 眞理
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2004 年 16 巻 1 号 p. 53-57

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抄録
血管芽細胞腫は多くは乳児期にみぢれる血管腫であり, 1919年中川によって最初に報告された. 一般的に体幹部や大腿部などの皮膚に紅斑から赤茶色斑を呈し, しばしば圧痛を伴った硬結を認める. 今回われわれはを6Gyの放射線治療により良好な反応, 経過が得ら翼た生後5ヶ月の少女の側頭部に発生した血管芽細胞腫を経験したので報告する. 他に有効な方法がない場合には6~10Gyの電子線による放射線治療は有用な治療法と考える.
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© 1994 The Japanese Society for Therapeutic Radiology and Oncology
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