2020 年 115 巻 3 号 p. 125-131
日本とEUとの経済連携協定(EPA)は,2013年の第1回交渉から2018年12月までの双方の承認により2019年2月1日に発効した。この中には酒類に関する協定も多く含まれているが,中でもワインに関した添加物は,日本とEUでは使用できる物品の種類が異なっていた。この協定の発効により日本とEUは相互に新たな添加物の承認事務を進めているが,この機会に,ワインの添加物に関する法規制,新たに承認される添加物の機能等について著者に解説していただいた。ワイン製造者にとって大変役に立つ記事である。ぜひご一読願う。