1991 年 86 巻 11 号 p. 810-813
消費者の嗜好の多様化がすすみ, メーカーはその傾向を先取リして, 他社より早く製品化することを目差す。製造工程が定型化されている醸造関係では, 製造直後のフレッシュさをそのままパックすることで, 新製品として消費者の心を掴むことができることは誰しも考えていたが, 適当な手段がなかった。
今回, セラミックス膜を利用する技術が開発され, 新製品開発の可能性が大きく広がった。その開発に関与された筆者に, 特性から用途までを詳しく解説していただいた。