製鉄記念広畑病院血管外科
2013 年 53 巻 June 号 p. 83-87
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要 旨:生体腎移植後8年目に発症した腹部大動脈瘤破裂の1救命例を報告する。症例は40歳男性。8年前に母親をドナーとした生体腎移植術を施行され以降免疫抑制剤を内服していた。今回,背部痛,ショックにて救急外来に搬入され,Fitzgerald III型の腹部大動脈瘤破裂の診断で同日緊急手術を施行された。手術は人工血管置換術および移植腎動脈再建を行った。術中,局所冷却法による腎保護を行い移植腎機能を失うことなく救命できた。
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