札幌厚生病院心臓血管外科
2019 年 59 巻 5 号 p. 33-36
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は68歳女性。真性多血症で加療中であったが,両下肢痛と下腿の知覚鈍麻および運動障害を生じた。CTにて両側総大腿動脈および下腿以下の動脈閉塞を認め,両下肢急性動脈閉塞の診断で当院に緊急搬送された。直ちに両下肢動脈の血栓摘除術を行い,両下腿の筋膜切開術を追加した。真性多血症では血栓症リスクが高く,両下肢同時に急性動脈閉塞症を発症することもあり,注意を要する。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら