済生会山口総合病院外科
2020 年 60 巻 8 号 p. 135-140
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当院で下肢静脈瘤の手術治療を行った1377例のうち9例に上行性血栓性静脈炎の合併を認めた。全症例に術前抗凝固療法を施行し,初診日より手術までの平均期間は28.8日であった。抗凝固療法により血栓が消失した症例には血管内焼灼術を施行し,残存した症例にはストリッピング手術を選択した。本疾患は定まった治療方針は存在しないが,当院の周術期成績は満足のいくものであり,治療方針は妥当であると考えられた。
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