脈管学
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症例報告
遠位弓部大動脈人工血管置換術後遠隔期に大動脈壁石灰化内膜による人工血管穿孔を来した1例
吉井 康欣勝間田 敬弘小澤 英樹大門 雅広福原 慎二鈴木 達也岡本 順子打田 裕明島田 亮神吉 佐智子
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2020 年 60 巻 9 号 p. 161-165

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抄録

85歳女性。73歳時に遠位弓部大動脈瘤に対し人工血管置換術を受けた(Gelweave™, Vascutek)。85歳時に肺癌検診で縦隔の異常陰影を指摘され,CTで大動脈弓部に最大径110 mmの吻合部仮性瘤を認めた。手術では仮性瘤の他に,吻合部と関係のないダクロン人工血管後壁に5 mmの穿孔部を2カ所認めた。穿孔部に対峙する遺残瘤壁の内膜側に多発性の石灰化巣があり,人工血管穿孔の主原因と考えられた。

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