地方独立行政法人市立東大阪医療センター集中治療部
地方独立行政法人市立東大阪医療センター心臓血管外科
2020 年 60 巻 9 号 p. 155-159
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症例は10歳代男性,間歇性跛行で当科紹介。腓腹筋内側頭の付着異常による膝窩動脈の圧排および血栓性閉塞を認め,膝窩動脈捕捉症候群の診断に対し,腓腹筋内側頭の切離,膝窩動脈の血栓除去および内膜摘除により血流の改善を得た。膝窩動脈の内膜変性が軽度であれば,自家静脈置換術をせずに血流の改善を認める可能性が示唆される1例を経験したため,文献的考察を加えて報告する。
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