新東京病院心臓血管外科
2021 年 61 巻 8 号 p. 85-88
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稀な足背動脈瘤の1例を経験したので,若干の文献的考察を含めて報告する。症例は55歳男性で半年前から右足背の疼痛と腫脹を自覚し近医を受診した。血管エコーで足背動脈瘤の診断となり当院を紹介され,CTで23 mmの動脈瘤が認められた。瘤を切除し大伏在静脈を用いた血行再建術が行われた。病理所見では,動脈壁の中膜に解離があり,内膜にはプラークを認め,動脈硬化性の足背動脈真性動脈瘤と診断された。
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