2024 年 64 巻 5 号 p. 91-95
孤立性上腸間膜動脈解離により腸管虚血を呈した症例に対してcovered stentを使用して血管内治療を施行した。対象は2008年から2014年の3例で,急性期は保存療法を施行したものの,腸管虚血症状が遷延するため血管内治療を施行した。急性期成績は良好であり,術後15年,9年,14年が経過しているが,全例covered stentは狭窄なく開存しており,慢性成績も良好であった。孤立性上腸間膜動脈解離に対する血管内治療でcovered stent留置も選択肢になりうると考える。