大阪経済大学
愛知工業大学
熊本学園大学
京都大学
2018 年 42 巻 2 号 p. 105-116
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本論文は,フィールド調査に基づき,コマツにおける労務費の原価管理の意義を余剰生産能力の視点から明らかにする。「能率差異」や「余剰人員コスト」と呼ばれる会計情報を用いた労務費の原価管理実践の検討を通じて,相対的に観察しやすい現場改善の成果として「創出された余剰」や需要変動による「仕事不足の余剰」に加えて,一見利用状態にあるが仕事があれば生産活動に転用される「将来投資の余剰」が存在することを示す。
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