抄録
現在、侵入者を検知する手段として、ライトカーテンが存在する。しかし、レーザー光を受光素子に正確に照射する必要があるため受光素子の位置を調整する必要がある。そこで本研究では、半球面ミラーとLEDを用いたライトカーテンを提案する。LEDを半球面ミラーより高い位置に設置し点灯させることで、LEDの光が半球面ミラーで反射され、半球面ミラーの真上に設置した受光素子で受光される。このとき、侵入者がLEDと半球面ミラーの間を通過した場合、LEDの光が遮断され、受光素子で受光されないため、侵入者の検知が可能となる。従って、受光素子の位置の調整が不要な侵入者検知のためのライトカーテンが実現可能となる。