抄録
近年、地球温暖化による気温上昇により夏の気温が年々上昇している。それに伴い夏は昼夜問わずエアコンで室温を下げ、体感温度を調節している。しかし、エアコンは室外では使用できないため、体感温度を調節することができない。そこで本研究では、ペルチェ素子を用いた体感温度調節装置を提案する。ペルチェ素子とは、電流を流すことにより一方の面で熱を吸着し、もう一方の面で熱を発散する素子である。ペルチェ素子で水を冷却し、その水をポンプで循環させる。そして冷えた水から媒体を介して首周りに当てることで体感温度を下げることができる。これにより、室外でも体感温度を調節することができる。