抄録
磁気ナノ粒子とは、ナノサイズの強磁性体である。その磁気的特性と粒子の小ささから、バイオ分野への応用が期待されている。私たちの研究ではその中でもセンチネルリンパ節生検への応用を想定し、重さが100 μgで30 mmの深部(体内)にある磁気ナノ粒子の検出を目指したシステムの構築を行うこととした。最初に、磁気ナノ粒子の非線形特性を明らかにし、磁気ナノ粒子を励磁した場合に発生する高調波磁気信号の特性を定量的に評価した。この結果より、励起磁界と周波数が異なり、ある程度の信号量が得られる、第二高調波を用いて磁気ナノ粒子の検出を行うこととした。次に、実際に磁気ナノ粒子検出システムを作製し磁気ナノ粒子の検出を行った。