抄録
インターネットが普及する一方で,コンピュータウイルスによるユーザの被害件数が増大しており,問題となっている.その中でもボットネットによる被害が深刻化している.C&Cサーバとして利用されるものでは,従来IRCが多く使われていた.ところが,2005年頃からWebサーバがボットネットを制御するサーバとして用いられ始め,年々HTTPを利用したボットネットは増大している.そこで,本研究ではHTTPを利用したボットネットに焦点を置く.また,得られたトラフィックデータをセッション毎に分割し,それらのセッションデータから,C&Cセッションを取り出すために,Support Vector Machineを用いた.