抄録
高温超伝導変圧器を安全に運転するためには、運転中に巻線の健全性を常時監視できるシステムの開発が必要である。しかし、超伝導変圧器に適した運転監視システムは開発されていない。そこで、ピックアップコイル対を用いる非接触型運転監視システムが提案されている。このシステムは、1非接触型測定、2ハンドリングやメンテナンスが容易、といった特徴がある。本研究の目的は、超伝導変圧器巻線の局所的かつ負荷変動中の異常に対する本システムの有効性を実証することである。定格容量800VAの高温超伝導変圧器を試作し、変圧器1次巻線に局所的な温度上昇を発生させて実験を行った。その結果、変圧器巻線の局所的かつ負荷変動中の異常が検出できることを実証した。