抄録
eコマースやオンラインバンキングなど,多くのWebサービスをユーザは利用している.Webサービス上で動作しているプログラムに脆弱性が存在している場合,ユーザだけでなくサービス提供者にとっても大きな脅威となる.Webサービスに対する攻撃は特定アプリケーションの脆弱性を利用した攻撃が多いと報告されている. そのため攻撃者は,動作しているアプリケーションを特定するため,様々なURLを要求してくる.大分大学の未割当のIPアドレスに対するHTTPリクエストを,ハニーポットを用いて収集する.本論文では収集したアクセスログより,送信元IPアドレスや要求したURL,要求時刻の観点から,Webサービスに対する攻撃を調査する.