抄録
世界中では様々な暗号アルゴリズムが提案されているが、それらを安心して用いるためには第三者による安全性の検証が必要である。そこで本研究ではブロック暗号PRINCEをとりあげ、差分解読法に対する安全性を評価した。PRINCEとはBorghoffらが提案した仕様段数12段・秘密鍵長128bitのspn型64bitブロック暗号アルゴリズムであり、差分解読法とはBihamらが提案し、暗号化に用いられるS-boxの性質によって生じる差分をもとに攻撃する手法である。結果、8段のPRINCEに対して差分攻撃が可能であると判明し、それを報告する。