電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
セッションID: 14-1P-07
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消音ギター発音機構の非線形性の分析
*宮前 寛上ノ原 進吾西島 恵介古家 賢一
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抄録
消音ギターは,通常のギターの共鳴ボディー部分を取り除いた楽器である.消音ギターの場合,演奏音はヘッドホンを装着して受聴し,ピックアップで拾った弦の振動を直接聴くことになるため,音の広がりのない無機質な音に聞こえ,本来のギターの音質とは異なる印象をうける.従来技術として,消音ギターの出力に対し,ギターの音響特性や部屋の響きを電気的に合成する方法が検討されているが,十分なギター音の再現ができていない。本稿では,通常のギターに装着したピックアップの振動からギターの放射音を再現する発音機構の非線形モデルを構築するため,弦のかわりに加振機による振動を与え,振動特性と放射音特性を測定し,分析を行った.
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© 2015 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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