電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
セッションID: 05-1A-02
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RFスパッタリングによるGeナノ粒子作製への窒素希釈の効果
*橋本 慎史田浪 荘汰徐 鉉雄内田 儀一郎山下 大輔板垣 奈穂古閑 一憲白谷 正治
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抄録
1フォトンの吸収で2つ以上の電子・正孔対を生成する多重励起子生成は、太陽電池の効率を大きく向上させる可能性がある。本研究では、バンドギャップが0.67eVと小さく、励起子ボーア半径が24.9nmと大きい、多重励起子生成発現に有利なGeに着目した。Geナノ粒子は、1.5Torrで、Ar+N2を用いたRFスパッタリングで作製した。N2希釈によるプラズマの変化を、発光分光法とプラズマ吸収プローブ法により測定した。N2の少量添加でGe、Arの発光強度、および電子密度が大きく減少した。また、N2希釈率が5%で作製したGeナノ粒子膜のGe:N比は1:3であり、窒化の進行が早いことがわかった。
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© 2015 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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