抄録
マトリックスコンバータの応用分野の研究であり、入力が3相、出力が5相からなるマトリックスコンバータの制御手法についての研究を行っている。入力可変には変動する三相交流電源を仮定して、任意の三相交流電力と直流電力を出力することのできるマトリックスコンバータを提案する。本論文では、デューティー比を出力電圧指令値から直接、計算する直接変調PWM方式(Direct Duty ratio Pulse Width Modulation)を用いてマトリックスコンバータを動作させた。ここではMATLAB/Simulinkを用いたシミュレーションにより実験を行い、その有用性を確認したので報告する。