抄録
本研究の目的は、人間の感覚に近い画像分類法である知覚ハッシュを、DCT符号を用いて生成する手法を提案することである。従来法ではDCT係数を振幅の大きい順に並び替え、中央値で2値化してハッシュ値を生成していた。提案手法では、入力画像を32×32[pixel]の大きさにリサイズしDCTを行う。そして低周波成分の64個のDCT係数から±の符号を取り出し、それを2値信号としてハッシュ値を生成する。シミュレーション結果から、類似画像を比較した場合、提案手法は従来法と同等の結果となり、また異なる画像を比較した場合は、従来法よりも識別率が高くなることがわかった。