抄録
電力機器の劣化要因は,熱,電気,機械的ストレス等である。絶縁性能が低下すると部分放電が発生し,最終的に短絡事故につながる可能性が高い。そのため,機器の定期的な監視,保守,及び劣化診断技術の向上等の重要性が増している。そこで我々は,機器が劣化した際に生じる部分放電を利用した部分放電検出法による絶縁劣化診断技術の確立を目指している。本報では,配電機器内部でPDを発生させ,PDによる電磁波をセンサで配電機器外部から検出可能か検証した。その結果,50pC以上のPDによる電磁波は確実に検出可能であった。