電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-1A-06
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量子化学計算を用いたエポキシ/フラーレンナノコンポジットのトラップサイト推定の検討
*渕 裕樹原田 翔太小迫 雅裕匹田 政幸五十嵐 威史加治 亘章
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抄録

フラーレンは,医薬品から電池のドナー材料といった広い分野で応用されている。加えて,低電気伝導性や良好な熱安定性を有しており,絶縁材料への添加剤としても有望である可能性がある。筆者らはこれまで,エポキシにナノサイズのフラーレンを少量添加することで,絶縁破壊電圧が向上することを報告している。本稿では,同電圧向上のメカニズム解明のため,密度汎関数理論に基づく量子化学計算によるアプローチから,エポキシ/フラーレン複合材のトラップサイト推定を検討したので報告する。

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© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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