主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 73
開催地: オンライン開催(大会本部:九州産業大学)
開催日: 2020/09/26 - 2020/09/27
重金属/強磁性体界面で発生するスピンオービットトルク(SOT)は電流による磁化反転を利用したマグネティックランダムアクセスメモリ(MRAM)などに応用が可能であり、近年注目されている。特に飽和磁化の小さい希土類フェリ磁性合金は、強磁性層として用いることで、飽和磁化に反比例するSOTが大きく、低い閾電流密度での磁化反転が実現可能であり、有望な材料である。しかしながら、希土類元素のSOTへの影響はあまりよく分かっていない。今回はTb-Gd-Fe磁性細線においてTbの濃度を変更させながら、SOTの極性、スピンホール角の異なるTa, Pt, Wの3種類の下地膜によるSOTへの影響を調べた。