脳神経外科ジャーナル
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特集 脳神経外科医が知っておくべき薬物療法の知識
認知疾患治療ガイドライン2010に基づく薬物治療
遠藤 英俊
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2012 年 21 巻 10 号 p. 765-770

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抄録
 アルツハイマー型認知症の治療薬は4種類存在し, 薬剤を適切に選択する時代となった. 重症度やBPSD, 患者背景に合わせて, 適切に選択する必要がある. 標準的な診療として認知症疾患治療ガイドラインコンパクト版2012が公表されており, ドネペジルやガランタミン, リバスチミン, メマンチンは認知機能の進行遅延のほか, ADLに関わる介護時間の短縮, 介護の見守り時間の短縮, 入所時期の遅延による医療費・介護費用の削減などの効果が報告されている. さらに認知症に対する良質なケアや環境, 脳リハビリが加われば, 治療効果も向上する. 医師は認知機能だけでなく, 本人の気持ちや尊厳, 家族の介護負担にも配慮して治療にあたる必要がある.
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© 2012 日本脳神経外科コングレス

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