脳神経外科ジャーナル
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特集 脳神経外科医が知っておくべき薬物療法の知識
抗血小板療法と抗凝固療法
宮下 史生豊田 一則
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2012 年 21 巻 10 号 p. 779-790

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抄録
 アスピリンは, 脳梗塞患者の急性期抗血栓療法と再発予防目的で強く勧められている. クロピドグレルやシロスタゾールは, 脳梗塞再発予防目的でアスピリンと同等以上の効果を示す. 一般的な脳梗塞再発予防に, 抗血小板薬の併用療法は出血の危険性から勧められていない. 抗凝固療法については, non valvular atrial fibrillation (NVAF) 患者の脳梗塞予防において, ワルファリンに加えてダビガトランが認可され, その他の新規薬剤も臨床試験中である. 抗凝固療法を行う際には, CHADS2スコアやCHA2DS2-VAScスコア, HAS-BLEDスコアで塞栓症と出血の危険性を評価していくことが望まれる. BAT研究において, 日本人における抗血栓療法施行中の出血について報告されている.
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© 2012 日本脳神経外科コングレス

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