FRP製塩酸貯槽の劣化を検出する光ファイバセンサーにおける,ファイバ埋め込み深さを非破壊で測定する方法についての検討を行った.様々なファイバ深さのセンサーに対して,超音波測定と光干渉断層撮影技術(OCT)による測定を実施し,精度を比較した.その結果,OCTによる測定の精度が高く,有効な測定法であると判断された.また,OCT測定したファイバ深さと,センサーモジュールの片面浸漬における変色開始時間から算出される塩酸の浸入速度の妥当性について検討したところ,想定される速度との誤差が少ないことが確認された.