抄録
熟期の異なる有限伸育型5品種, 無限伸育型3品種を供試して, ビニルハウス内で雨除け栽培を行い, 花房の着生位置に着目して開花数の推移と結莢率, 収量と収量構成要素を調査した. 総節数·主茎長は晩生品種ほど, また有限型品種に比べ無限型品種で高い値を示した. 子実収量はm2当たり128∼294gの変異がみられ, 早生品種に比べ晩生品種ほど高い傾向にあった. 開花数は開花始後5∼10日頃に最高値を示しそれ以降低下する傾向がみられたが, 有限型品種では開花始後20∼30日頃に再びピークを示したのに対し, 無限型品種では持続して低下が認められた. 晩生品種の花蕾数は早生品種に比較して多く, 低次位花蕾数の割合が高くなった. 結莢率は23∼42%の変異がみられ晩生品種ほど低くなった. 以上の結果, いずれの伸育型ともに晩生品種ほど花蕾数が多くなり結莢率は低下するものの莢数ひいては収量が増加すること, 無限伸育型品種は有限伸育型品種に比べ節数が多く, 高次位に比べ低次位の莢数 (花蕾数) に対する依存度が大きいこと, 有限伸育型品種では晩生品種になるほど低次位の花蕾数が増加して結莢率の低下程度が大きくなり, 高次位の莢数に対する依存度が大きくなることが明らかとなった.