農研機構北海道農業研究センター
2020 年 89 巻 3 号 p. 252-253
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
北海道の水稲品種「おぼろづき」と「きたあおば」 の移植直前の苗への低温処理が収量に与える影響について調査した.2016年,2017年の調査では,温室で育苗した苗に低温処理を行った処理区で,個体あたりの玄米重が両品種ともに無処理区と比べて増加した.2018年の調査では,硬化処理を行ったハウス育苗の苗を対照として低温処理の効果を調べたところ,「おぼろづき」では低温処理により収量が増加した.本調査結果は,移植直前の苗の低温処理が安定した収量を確保するために重要である可能性を示した.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら