2026 年 36 巻 Special_Issue 号 p. s65-s73
イオン性PFASを中心にPOPsへの指定が行われ,イオン性PFASの環境挙動・汚染実態を考慮した結果,水環境を中心にPFASの調査・規制が進んできた。今後,食品接触素材に使用されるPFASに関しては,日本国内や国際的な規制強化にも波及することが予想される。また,食品接触素材だけでなく,我々は生活の中の様々な場面で工業製品・消費者製品と接触しており,身近な消費者製品などからのPFAS曝露による健康影響が懸念されている。本稿では,国際的に懸念され始めている工業製品・消費者製品中のPFAS含有実態について概説し,主に消費者製品が発生源・排出源として想定される室内環境中のPFAS汚染実態について文献調査を行った。