東京医科大学整形外科学分野
2023 年 35 巻 4 号 p. 456-459
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
53歳女性,2ヵ月前から誘因なく生じた右膝関節痛が改善せず当院を紹介受診した.可動域制限があり,画像検査で膝蓋下脂肪体内部に多数の骨化を伴う腫瘤を認めたが,脂肪体外部へ波及はしていなかった.関節鏡下手術にて関節内に腫瘤は確認できず,膝蓋下脂肪体を部分切除すると多数の白色腫瘤を認めたため摘出した.病理診断にて滑膜骨軟骨腫症の診断となった.術後1年で右膝関節痛および可動域も改善し腫瘍の再発も認めていない.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら