日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
Ⅹ.スポーツ・野球肘
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の遊離期外側広範囲型に対する骨釘固定術の2例
森原 徹辻原 隆是木田 圭重琴浦 義浩吉岡 直樹古川 龍平藤原 浩芳久保 俊一
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2016 年 23 巻 2 号 p. 382-384

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抄録

 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の手術療法では,病期と病型によって骨掻爬術,骨釘固定術,および骨軟骨移植術が選択される.今回,遊離期外側広範囲型に対して骨釘固定術を行った2症例を報告する.術前MRIでは,遊離骨軟骨片の壊死を認めなかった.術中遊離骨軟骨片の軟骨面は健常であったため,移植術を選択せず,骨釘で病巣部に固定した.術後3か月で遊離体の良好な骨軟骨癒合を認め,疼痛,可動域は改善した.術後1年でも壊死はなく,スポーツ活動を継続している.遊離体期外側広範囲型で軟骨に明らかな変性を認めず,軟骨下骨下の骨髄骨梁構造の残存が大きい症例では,骨釘固定術は有効な術式の一つであると考える.

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© 2016 日本肘関節学会
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