日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
I. 基礎
超音波画像診断装置による尺側手根屈筋と浅指屈筋の筋厚測定の有用性 -MRIとの比較-
貝沼 雄太古島 弘三宇良田 大悟船越 忠直草野 寛高橋 啓安田 武蔵川鍋 慧人堀内 行雄伊藤 惠康
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2020 年 27 巻 2 号 p. 4-7

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抄録
 超音波画像診断装置(US)で尺側側副靭帯前斜走線維(AOL)直上の尺側手根屈筋(FCU)・浅指屈筋(FDS)の筋厚を測定し検者内・検者間信頼性を検討した.FCU・FDS筋厚とMRIでFCU・FDSのCSA(筋横断面積)の関係性を検討した.対象は男性8名とした. FCU・FDS筋厚はUSで評価し,上腕骨滑車裂隙辺縁部直上(近位部),尺骨鉤状結節辺縁部直上(遠位部)を測定した.またMRIでAOLの走行に対する垂直平面におけるFCU・FDSのCSAを測定した.US筋厚測定の検者内・検者間信頼性は,近位部ICC(1,1)=0.96,ICC(2,1)=0.96,遠位部ICC(1,1)=0.96,ICC(2,1)=0.97であった.US筋厚とMRIのCSAの相関係数は近位部,遠位部ともにR 2 =0.82であった.USによるAOL直上のFCU・FDS筋厚は,FCU・FDS筋量評価として有用である.
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© 2020 日本肘関節学会
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