日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
Ⅲ. 外傷・外傷合併症
橈骨頭・頚部骨折の治療成績
樽田 大輝松田 智橋本 瞬安川 紗香
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2022 年 29 巻 2 号 p. 95-99

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抄録
 当院での橈骨頭・頚部骨折の治療を後ろ向きに評価し,成績不良因子と内固定材を検討した.2011年1月から2020年12月の手術症例,Mason-Morrey分類 TypeII~IV,20歳以上かつ術後3か月以上観察を行った35例(男16例,女19例,平均年齢47歳)を対象とし,Mason-Morrey分類,合併損傷,固定材料,術後合併症,可動域を調査した.Mason-Morrey分類 TypeIIが18例(51.4%),TypeIII・IVが17例(48.6%).合併損傷は尺骨骨折6例,靭帯損傷7例.全例骨癒合し,偽関節はなかった.異所性骨化9例(26%),後骨間神経麻痺1例が合併し,60歳以上の伸展角度が-11°,60歳未満が2°であった(p < 0.01).異所性骨化(26%)は術後可動域に影響を与えた.粉砕骨折でもスクリューやプレートで強固な内固定が可能であった.
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© 2022 日本肘関節学会
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