日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
Ⅲ. 外傷・外傷合併症
尺骨鉤状突起骨折に対する関節鏡補助下手術
三好 祐史轉法輪 光宮村 聡島田 幸造
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2023 年 30 巻 2 号 p. 139-142

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抄録
 尺骨鉤状突起骨折に対し,関節鏡補助下の整復と内固定行った9例の手術方法や治療成績を調査した.O'Driscoll分類はTip4例,Anteromedial4例,Basal1例で,整復方法は,7例はフックなどで骨片を整復,2例は骨片が小さいあるいは転位が少なく関節包ごと牽引した.Basalの1例のみスクリュー固定,残り8例は前方関節包へ糸を通し,骨孔を通して尺骨背側へpull-out sutureし骨片間を圧着させた.関節内遊離体を有する3例は鏡視下摘出,橈骨頭骨折を合併した1例は内固定を追加,外側不安定性を呈する5例は外側靭帯複合体を修復した.全例骨癒合し,最終観察時の平均肘関節可動域は伸展-4,屈曲140度.MEPSは平均97点であった.関節鏡補助下手術は,低侵襲な整復方法であるだけでなく,脱臼骨折を合併する症例は関節内に遊離体を認めることが多いため有用であり,治療成績も良好であった.
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© 2023 日本肘関節学会
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