2025 年 32 巻 2 号 p. 103-105
Mason分類type3橈骨頭・頚部骨折症例の手術治療成績について検討した.対象は本骨折に対し手術施行後6か月以上経過観察可能であった26例26肘,平均年齢50.3才,平均観察期間は16.8か月であった.今回手術使用インプラント,最終観察時の肘関節可動域,臨床評価,プレート固定群に関しては形状よりrim型設置群(R群)12例と頚部型設置群(N群)10例に分け比較検討した.結果は可動域は全例平均で屈曲129.6°伸展−15.0°回内78.3°回外71.7°であったがR群では回外平均61.7°と有意な制限を認めた.JOA-JES scoreは平均85.3点であった.本骨折は治療に難渋することの多い骨折であるが正確な整復およびロッキングプレート固定により良好な成績が期待できる.しかしR群において特に回外制限が高度に認められるため使用は必要最小限に留め,プレート選択は十分に吟味すべきである.