生態心理学研究
Online ISSN : 2434-012X
Print ISSN : 1349-0443
口頭発表
拳によるすき間の通過可否判断は可能か─知覚とボディイメージにより構築される上肢機能─
森野 花梨真下 英明友野 貴之
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2018 年 11 巻 2 号 p. 45-46

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抄録

Warren & Whang (1987), 様々な幅のすき間を人が歩いて通過する場面の観察を行い, すき間の幅が肩幅の 1.3 倍よりも広い場合はすき間の通過時の歩行姿勢に変化はないが,すき間の幅が肩幅の1.3 倍よりも狭くなると, 通過者は肩を旋回させながらすき間をすり抜けようとすることを示し, 通過者がその身体を基準とした一定の基準である“π値 = 1.3”において通過可否の判断を行っていることを明らかにした. 本研究では, Warren & Whang (1987)の実験を元に, 上肢のみによるすき間の通過実験をおこなった. 物体へのリーチや操作など身体で最も繊細な運動が求められる上肢のみであっても,Warren & Whang (1987)と同様にすき間の通過可否判断が可能であるのかを検証した.上肢によるすき間の通過可否判断を明らかにすることで, 上肢が麻痺した患者のへ治療にあたっての訓練の重要な手がかりとなると考えられる.

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© 2018 日本生態心理学会
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