生態心理学研究
Online ISSN : 2434-012X
Print ISSN : 1349-0443
口頭発表
乳児の歩行の発達と部屋のレイアウト─移動の終わり方とゴール─
西尾 千尋
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2016 年 9 巻 1 号 p. 17-18

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抄録

本研究では 2 名の乳児(女児A, 男児B)について生後約 10 ヶ月から歩行開始後 3 ヶ月が経過するまでの間,月 2 回約 1 時間の観察を行い,移動手段(ハイハイ,つたい歩き,歩行,その他)と滞在中の姿勢(座位,四つ這い,しゃがみ,立位)について分類を行った.その上で,移動手段の変化を A B それぞれについて各観察日における移動手段の合計時間で示し,さらにひとつの移動の終わり方についての分類を,Cole ら(2016)を参照して行った.2 名ともに歩行を開始した後はハイハイがほぼ見られなくなり,移動合計時間がそれまでに比較して大幅に増加した.両者ともに家族,物,家具や部屋の構造体といった目的地に到達する移動が移動の停止,同じ場所内での移動,転倒,抱き上げられる等の目的地のない移動を上回った.

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© 2016 日本生態心理学会
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