抄録
[目的]多種多様な食品があふれ、食生活は豊かで便利になった。その背景には、インスタント食品やレトルトパウチ食品など簡便さを目的とした加工食品や、調理済み·持ち帰り食品などの普及がある。一方、食品イメージは食品の選択や摂取に影響を及ぼす。そこで、本研究では中学生が加工食品に対してどのようなイメージを持っているか、またそのイメージの形成にどのような要因が影響を及ぼしているかを検討する。
[方法]滋賀県内公立中学校1年生171名、中学校3年生176名の計347名を対象に、2001年9月から12月にかけて質問紙法により調査を行った。回収率は100%、有効回収率は96.5%であった。調査内容は10の加工食品の9イメージについて5段階で評価させた。
[結果]ハンバーガー、ポテトチップスは「好き」「おいしい」「食べたい」イメージが強く、同時に「やや添加物が心配」「やや身体に悪い」というイメージがもたれていた。フライドチキン、カップラーメンについても同様の傾向がみられた。ヨーグルトは「好き」「おいしい」「食べたい」イメージが強く、10食品の中で最も「身体によい」とイメージされていた。コーラは「好き」「おいしい」「飲みたい」とイメージされている反面、「砂糖が多い」「身体に悪い」というイメージがもたれていた。