日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
第45回日本家庭科教育学会大会
会議情報

住生活をライフステージからとらえた授業開発(第2報)
—授業分析と考察—
白井 由貴子岡田 みゆき小川 育子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 6

詳細
抄録
【目的】本報では, 第1報の「住生活をライフステージからとらえた授業開発」の授業実践を分析し, 考察する。
【方法】分析は, 生徒に対する事前調査, 各段階ごとの自由記述調査およびアンケート調査, 全授業終了後の自由記述調査およびアンケート調査, さらに学習内容の理解についての確認テストにより行った。
【結果】生徒の興味·関心については全授業終了後には, 学習に「興味·関心が持てた」が51.9%, 「少し興味·関心が持てた」は44.1%というように, 約96%の生徒が, 興味·関心を示していた。知識·理解については, 事前調査でも住居そのものについての知識は持っていたが, 各ライフステージごとに, 家族構成や家族の生活, 経済面, 環境面, 安全面, 余暇の時間などが異なることに気づき, さらにより広い視野を身につけた。また一人暮らしの生活を授業の生活に取り上げたことで住生活を身近な問題として捉えることができ, 多くの生徒が, 「自分なりによく考えられることができた」, 「実際の生活に生かしたい」という感想をもった。さらに実際の生活に生かしたいと答えた学習内容は, 一人暮らしの生活での「アパートの物件探し」や「一人暮らしの1ヶ月の生活費」, 「住生活の安全面」であった。これらの結果から, 住生活を創造する能力や実践的な態度を育成するためには, 生徒の身近な生活から導入し, 生活全体から住生活を考えることが重要であると考えられる。
著者関連情報
© 2002日本家庭科教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top