日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
第48回日本家庭科教育学会大会
セッションID: 33
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第48回大会 口頭発表
学校設定科目「ライフデザイン」の授業実践
インターンシップの実施を通して
*香川 実恵子
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抄録
【目的】
小松高等学校家政科は平成14年度にライフデザイン科に学科改編し、新しい教育課程に基づき、時代の変化や社会のニーズに対応できる家庭科教育の在り方を模索してきた。なかでも、専門科目として、学校設定科目「ライフデザイン」を開講し、自らの生き方を見つめ、将来を考える時間を設ける取り組みを行うことにした。学校設定科目「ライフデザイン」は教科書等もないため、本校独自の年間指導計画・独自の指導書を作成し、これに改善・工夫を加えながら、日々の授業を行ってきた。さらによりよい授業展開を行うためにインターンシップ実施を通した進路指導の取り組みを検討することにした。
【方法】
小松高等学校ライフデザイン科ライフデザイン科コース2年生の生徒20名を対象に、学校設定科目「ライフデザイン」の授業を1年間週2時間ずつ次のような内容で授業展開することにした。
(1)自分を見つめ、自分の在り方を考える。
(2)ライフステージと生活課題を考える
(3)よりよい生き方を考える
(4)インターンシップ(就業体験)を通して考える
(5)ライフデザインを考える
なかでも、「(4)インターンシップを通して考える」では、社会人活用事業として、事業所の指導員の方に「社会人としての心構え」講話をしていただき、事前指導を充実させた。インターンシップの実施場所は地元の企業7社とし、生徒の将来就きたい職業を配慮した企業に配置した。実施は連続2日間、一日6時間程度、各事業所で行った。事後指導として、レポート・感想文の作成、お礼状の送付などを行った。また、各事業所より個人評価、インターンシップを通してのアンケートなどを実施した。
【結果】
 「(1)自分を見つめ、自分の在り方を考える」では、自己理解、他者理解が深まるとともに、自分の考える短所も見方によっては長所にもなるという認識が深まった。「(2)ライフステージと生活課題を考える」では、ライフステージの全体像を把握し、将来の夢を具体的に表現することができた。また、ライフステージ毎の課題について、具体的な事例を元に考えることができた。
「(3)よりよい生き方を考える」では、いろいろな生き方や暮らし方、職業や資格などについて学んだ。さらに具体的な職業とその仕事内容、必要な資格や適性、仕事の将来などを調べながら、自分にあった仕事を他の職業と比較して考える機会をもつことができた。また、次に行うインターンシップ実施に向けての意識付けにつながった。
「(4)インターンシップを通して考える」の事前指導では、「社会人と学生の違い」、「あいさつの大切さ」などを、生徒たちは改めて学ぶことができた。また、インターンシップ当日は、働くことの喜びや、仕事の大変さ、仕事に取り組む従業員の意気込みや協力体制などを体感していた。事後指導では、一生懸命働いたことに充実感を持った生徒、チームワークの大切さを学んだ生徒、自分が就きたい職業を再確認した生徒、など生徒それぞれが多くのものを学んでいることが示された。職場での実体験、敬語の使い方、あいさつの仕方などの学習事項は3年次の進学・就職試験の面接等でも生かされることが予想される。事業所に対するアンケート結果もおおむね良好であり、来年度以降も引き続きインターンシップを実施する予定である。
(5)ライフデザインを考える」は1年間の学習内容を振り返りながら、より具体的に将来設計ができていた。
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© 2005 日本家庭科教育学会
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