2023 年 74 巻 3 号 p. 140-147
月経周期の日数が安定しているか否かに着目し, 女子大学生の月経記録習慣及び月経教育を受けた経験の現状を検討した. 解析対象者75名を月経周期の日数が安定している群 (安定群) 41名, 安定していない群 (非安定群) 34名に分けて検討すると, 非安定群の方が安定群よりも月経記録習慣をもつ者が有意傾向に多かった. よって, 月経周期の日数が安定しているか否かは月経記録習慣の有無に影響を与える可能性が示唆された.
一方, 75名全員には月経教育を受けた経験があった. このことより, 月経記録習慣の有無は月経教育を受けた経験がある否かではなく, 現在の月経周期の日数が安定しているか否かという点との関連が示唆された.
月経記録習慣を持つことで月経周期異常に早めに気付くことができると思われる. 今後は, 月経周期の日数が安定しているか否かに関わらず, 女子大学生に対して月経記録の重要性を伝える月経教育が必要である.