総合健診
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ウィズコロナ時代の総合健診
事業環境、職場環境に合った感染予防対策の進め方
今井 鉄平
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 48 巻 2 号 p. 229-232

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抄録

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行に対して、各企業においては「新しい生活様式」に沿った事業運営を、長期間に渡り求められることが想定される。加えて、業種ごとに特殊な業務上の感染リスクを有している場合があり、事業環境・職場環境に合った感染予防策を取りつつ、従業員の安全と健康の確保を図っていくことも求められる。

 流行の状況を踏まえながら、事業環境に合った感染予防策を柔軟に進めていくのに、最終意思決定者である企業経営者に正確な情報が集まる仕組みを各企業で持つことが重要である。産業医等の産業保健専門職が関わることで、正確かつ有用な情報が提供されることが期待できるが、小規模企業においてはこのような支援を受けることは困難である。本稿では、このような小規模企業も含めて、各企業が行うべき感染予防対策の進め方について述べる。

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© 2021 一般社団法人 日本総合健診医学会
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