総合健診
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生活習慣病の予防における栄養と遺伝子
香川 靖雄
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2002 年 29 巻 3 号 p. 613-617

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抄録
健診医学会の大きな課題である生活習慣病は高血圧, 動脈硬化, 骨粗鬆症, 糖尿病などを指し, 各種の生化学検査, 機能検査などによってその病態が測定されている。その背後に, 生体内での発症や進展には数多くの遺伝要因が関与し, 栄養や運動など生活習慣要因も重要である。同一種内の正常個体間の形質, 形態, 遺伝子の多様性を多型という。同じ食事, 運動をしても感受性遺伝子, 特に多数の一塩基多型 (SNP) の個人差, 人種差が大きい。SNPの人種間頻度の差は飢餓耐性, 特に農耕文化, 漁労の人種差に原因があり, 戦後日本の食生活の西欧化が肥満, 糖尿病, 動脈硬化症の大きな原因とされ, その改善が求められている。従来は, 健康保険の点数では認められていなかった遺伝子の解析も, 個人差対応の栄養学的予防や薬物治療が行われるようになると, 健診の現場でも次第に普及すると考えられる。
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© 日本総合健診医学会
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